Amazon SQS のメトリクス ApproximateNumberOfMessagesVisible の値がプロットされないことがあります。CloudWatch アラームを適切に設定する方法を教えてください。
困っていること
Amazon SQS のメトリクス ApproximateNumberOfMessagesVisible の値がプロットされなくなることがあります。
そのため、CloudWatch アラームで当該のメトリクスを監視する際に、データ不足となってしまいます。
対処法を教えてください。
どう対応すればいいの?
Amazon SQS のメトリクス ApproximateNumberOfMessagesVisible は対応する Amazon SQS キューが 6 時間以上非アクティブな場合、Amazon SQS サービスはスリープ状態であると見なされ、値のプロットがされなくなります。
そのため、CloudWatch アラームの欠落データの処理にて、notBreaching
を選択することで値がプロットされていない場合はデータ不足とならないようにすることができます。
参考資料
Amazon SQS で利用可能な CloudWatch メトリクス - Amazon Simple Queue Service
ApproximateNumberOfMessagesVisible | 処理されるメッセージの数。 レポート基準:キューがアクティブな場合、負ではない値がレポートされます。
CloudWatch を使用した Amazon SQS キューのモニタリング - Amazon Simple Queue Service
Amazon SQS キューが 6 時間以上非アクティブな場合、Amazon SQS サービスはスリープ状態であると見なされ、CloudWatch サービスへのメトリクスの配信を停止します。欠損データ、またはゼロを表すデータは、Amazon SQS キューが非アクティブだった期間の Amazon SQS の CloudWatch メトリクスで視覚化できません。
Amazon CloudWatch でのアラームの使用 - Amazon CloudWatch
アラームごとに、CloudWatch が欠落データポイントを次のいずれかとして処理するように指定できます。
notBreaching – 欠落データポイントは「良好」かつしきい値内として扱われます。
breaching – 欠落データポイントは「不良」とされ、しきい値超過として扱われます。
ignore – 現在のアラーム状態が維持されます。
missing – アラーム評価範囲内のすべてのデータポイントがない場合、アラームは INSUFFICIENT_DATA に移行します。